どうも、のうみです。
1993年にCyan社からMacintosh専用ゲームとして販売された伝説の神ゲーMYSTですが、私がプレイしたのは2013年頃だったはず。
発売当時この作品がいかに画期的なゲームだったのかをプレイしてわかったけど、それ以上にストーリーと設定に度肝を抜かれました。
スライドショー形式のアドベンチャーゲームだけど、その画像は全てプリレンダリングされた3DCGによって描かれている。
そのクオリティにまず驚愕、とても三十年前の作品とは思えない。
そして重厚なストーリーと超難解な謎解きの世界に一気にハマったのを今でも覚えてる。
攻略ノートに作って謎解きを楽しんだ人も多いはず。
世界を記した本と接続書そして牢獄の本
世界を記した本と接続書そして牢獄の本
広大な星々の裂け目から一冊の本が落ちてきた。
MYSTと書かれた本を捲った先に映る風景に触れた名もなき主人公は気が付くと海に四方に囲まれたミスト島にいた。
島の中央部のライブラリーに赤い本と青い本があり、その中にはシーラスとアクナーが本の中に閉じ込められていた。
彼らの情報や他の本の世界に隠された日記から徐々にこの世界の成り立ちとその歴史が紐解かれていく。
ドニの技術で描かれた本
遥か太古の昔、繁栄を極めたドニ文明により生み出された特殊な紙とインクを用いて記述された本。
世界を創造する技術を受け継ぐ一族により本に世界が宿る。
プログラムと同じ様に記述に誤りがあれば、その致命的バグを抱えてしまい修正コードを記述しなければ世界は崩壊してしまう。
世界の大きさ複雑さに比例し、その厚さは異なりオリジナルの本のページを破ると世界に取り返しのつかない重大なダメージを与えることになる。
接続書
記述された世界への入口専用の本。
固定された場所に転送されるので、その場所にトラップを仕掛けられる危険性がある。
接触した人物を転送させた後も接続書はその場に残る。
世界の本とは異なりページを破っても世界にダメージはないけどリンク機能を失ってしまう。
ページを戻すことで再びリンク機能の復元は可能。
牢獄の本
見た目は接続書だが入り込んだら抜け出ることのできない牢獄の世界。
本来は欲深い探検者などを捕らえる為の本だが、見た目が接続書に似せてるので特定の人物を捕らえる為にも使用することができる。
例えばどうしてもドニの世界に帰りたい人物を捕らえたいならドニの接続書に似せた牢獄の本を渡せば…
創造主たちの楽園『ドニ文明』
創造主たちの楽園『ドニ文明』
栄華極めたドニ文明は滅び、その末裔のゲーンとその息子アトラスと妻キャサリンは世界を創造し旅していた。

ゲーンとアトラスの親子の確執によりキャサリンはミストに囚われてしまい、ミストの接続書はアトラスを吸い込み星々の裂け目の中へと落ちていく。
ミストの世界に取り残された後も、これまでと同じようにアトラスとその息子シーラスとアクナーは島の中から他の世界を旅をしていた。
だが二人の息子は成長するにつれ欲望と野心を持ち、ある計画を実行する。
父アトラスをページを抜かれたミストの接続書を持たし崩壊したドニの世界へと幽閉。
プレイヤーは最終的に赤い本か青い本を選ぶことになるかど、全ての謎を解いた者のみが第三の選択が可能になる。
そして、エンディングでアトラスが手を止めることなく絶えず記述し続けている分厚い本があった。
その本こそが続編「Riven: The Sequel to Myst」でプレイヤーが向かう広大な世界であり、ゲーンとアトラスの親子の確執に触れることになる。
続編をプレイした感想はグラフィックが綺麗になっただけではなく難易度がさらに上がった至極のアドベンチャーゲームだった。
【2021.1.1追記】
ミストVRって発売されていたんだ…この作品ほどVRに向いてるゲームはないよね。
となると、もしかしてリヴンVRも開発中なのかもね。
