どうも、のうみです。
これまでは基礎編でしたが、今回からは実践で役立つチャート編をやっていきたいと思います。
株を購入する際に企業決算や財務業況を調べることも重要ですが、それを読み解くのは多くの知識が必要で始めて投資をする人には難しいと思います。
なにを隠そう私もそうした専門的な経済知識や金融知識を持っているわけではなく、株式を購入する場合は主にチャートを判断材料にしています。
もちろん企業情報も調べますが、それは世間に出ている情報や噂と企業経営状態示す指標を少しだけ確認する程度なので、株式売買の判断の九割以上をチャート解析が占めています。
ロウソク足チャートについて
ロウソク足チャートについて
カタチがローソクに似ていることからそう呼ばれているローソク足チャートは以前に紹介はしましたが、念のため解説しますね。
上記の図にあるように一本が一日の株価の場合は日足、一週間を一本にまとめたら週足、一月を一本にまとめたら月足と呼びます。
終値が始値より上昇したら陽線(白)、終値が始値より下降したら陰線(黒)となっています。

他にも株価が上下したが前日の終値が同じ場合は十字線、上ヒゲ下ヒゲの無い買いの圧力が強い陽線坊主など様々なパターンがあります。
この一本を見るだけでその日の始値・終値・始値・終値が確認でき、このロウソク足が週、月、年単位で蓄積されたものをローソク足チャートなのです。
定番トレンドチャート『ダブルトップ』『ダブルボトム』
定番トレンドチャート『ダブルトップ』『ダブルボトム』
そして、今回説明するチャートパターンはダブルトップとダブルボトムについての解説です。
ダブルボトムとはチャート上に二度ほど同じぐらいの安値をつけた場合に株価が上昇するチャートパターン。
ダブルトップとはダブルボトムの逆でチャート上に二度ほど同じぐらいの高値をつけた場合に株価が下落するチャートパターン。
このどちらもトレンドが転換する場合に現れる典型的なパターンです。
ダブルボトムについて解説すると上昇角度にもよるのですが、一度上がった株価は短期投資による確定売りが入る傾向があり、元の株価に戻ってから本格的な上昇することからチャートがこのような動きます。

株価は日々変化しながら週単位や月単位そして年単位でチャート見ることで大きく分けて上昇・横這い・下降で構成されています。
ダブルトップとダブルボトムは定番のチャートパターンなので汎用性の高いため、多くの投資家が意識しているのでチャート解析してみると頻繁に確認できるパターンです。
株とは不思議なものである種の呪いのように投資家がそれを認識しているということが自体が市場の原動力となる場合があります。
ダブルボトムを意識すると投資家はそれに合わせて売買をして市場には結果として本当にダブルボトムが生まれる。
近年ではAI予測による取引などあるため、もしかしたらこういった基礎的なトレンドチャートが出やすい傾向があるかもしれませんね。
上記のチャートにある通り二度目の上昇が新たなトレンドの兆しになる場合もあります。
ですが黄色の線(サポートライン)のように二度目の安値が一度目の安値を下まわった時は下落トレンドに入る可能性があるので、その場合は購入を一旦保留したほうが良いです。
以前にも言いましたが個人投資家は情報という点においては機関投資家やファンドに比べて圧倒的に劣るのでこのチャート解析の知識を持っておいた方が良いです。
同時に仕手筋によるチャート変動を見抜くためにも、さまざまなチャートパターンを憶えていくことで大きな危険を回避できたり好機を掴むことも可能になります。
