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TRUE DETECTIVE シーズン1【17年に及ぶ二人の刑事の物語】

トゥルーディテクティブ

どうも、のうみです。

今回は海外ドラマの2014年HBOチャンネルで放送され、数々の賞を受賞した「トゥルーディテクティブ【True Detective】」を紹介します。

舞台はアメリカのルイジアナ州。

州警察の刑事ラスト・コールマーティン・ハートが猟奇殺人事件を捜査を始めることから物語は始まる。

二人の刑事の確執とは?

社交性の乏しいが捜査能力の高いラストと兄貴肌で交友関係が広く所帯持ちのマーティン。

二人は仲が良いとは言えない関係だけど、どこか影のあるラストをマーティンは相棒として認めていた。

マーティンはプライベートで問題を抱えながらも事件解決に奮闘する。

そして事件は二人によって解決したのだが、ある出来事をきっかけに二人の関係に決定的な亀裂ができてしまう。

その出来事から月日は流れて十年。

全て終わったはずの猟奇殺人事件が再び二人の前に立ちはだかる。

物語の終わりの会話が示すのは?

序盤は「過去」と「現在」のパートを行き来して、終盤は現在のパートのみで構成されて全編を観て感じた、この作品のテーマとは何なのだろう?

物語には宗教的要素や超自然的事象が存在するので、そちらに目がいきがちなのですが「再生」がこの物語の核だと思う。

このテーマは三つの事柄に繋がってる、まずはマーティンと家族の絆の再生ラストとマーティンの友情の再生そしてラストの愛の再生。

愛の再生って文字にしてしまうとちょっとクサいですね(笑)

ラストは娘を幼くして事故によって亡くしています。

その事故がきっかけで妻とは別れて犯罪捜査に没頭するようになる。

そんな彼が物語の終わりにマーティンへ投げかけた言葉にラストの溢れ出る希望が感じ取れた。

「これまで自分が愛した者の一部になったと感じた…まだ感じられたんだ。娘の愛を。まぎれもない愛を…」

そして最後にラストが「闇しかなかった場所が今は光で満ちてる」と夜空の下で二人は語る。

あぁ~!これはラストの物語なんだぁ~!

もちろんマーティンや家族にもスポットが当てられていたけど、それはラストを救う鍵がマーティンだったから。

その苦しみは彼に与えられた試練だった。

二人が襲われたあの場所は産道のメタファーだったことから、あの宇宙の下で二人は生まれ変わり、そして夜空の下で語り合った。

エンディング曲も素晴らしい。

歌詞を妄想全開で深読みするとストーリーにリンクしてる。

この投稿記事を書いている今、シーズン3を視聴中ですがこっちの記事も必ずどこかで書きます。

シーズン2はちょっとアレでした(泣)

テーマを理解して視聴するとエンディングの印象がかなり変化すると思います。スピリチュアルな部分も好き。それじゃ~また。

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