どうも、のうみです。
今回の紹介する海外ドラマは2014年にHBOチャンネルで放送され数々の賞を受賞した「トゥルーディテクティブ【True Detective】」。
舞台はアメリカのルイジアナ州。
州警察の刑事ラスト・コールとマーティン・ハートが猟奇殺人事件を捜査を始める。
二人の刑事の間に一体なにがあったのか?
二人の刑事の間に一体なにがあったのか?
社交性の乏しいが捜査能力の高いラストと兄貴肌で交友関係が広く所帯持ちのマーティン。
二人は仲が良いとは言えない関係だけどどこか影のあるラストをマーティンは相棒として認めていた。
マーティンはプライベートでラストは過去に問題を抱えながらも事件解決に奮闘する。
そして事件は二人によって解決したのだがある出来事をきっかけに二人の関係に決定的な亀裂ができてしまう。
その出来事から月日は流れて十年。
全て終わったはずの猟奇殺人事件が再び二人の前に立ちはだかる。
物語の終わりに交わす会話が示すのは『再生』
物語の終わりに交わす会話が示すのは『再生』
序盤は「過去」と「現在」のパートを行き来して、終盤は現在のパートのみで構成されて全編を見て感じたこの作品のテーマとは何なのだろう?
物語には宗教的要素や超自然的事象が存在するのでそちらに目がいきがちなのですが「再生」がこの物語の核だと思う。
三つの事柄にかかっているのですが、まずはマーティンと家族の絆の再生とラストとマーティンの友情の再生そしてラストの愛の再生。
ラストの娘は幼くして事故によって亡くなっています。
その事故がきっかけで妻とは別れて犯罪捜査に没頭するようになる。
そんな彼が物語の終わりにマーティンへ投げかけた言葉にラストの溢れ出る希望が感じ取れる。
「これまで自分が愛した者の一部になったと感じた…まだ感じられたんだ。娘の愛を。まぎれもない愛を…」
そして最後にラストが「闇しかなかった場所が今は光で満ちてる」と夜空の下で二人は語る。
もちろんマーティンやその家族にもスポットが当てられていたけどそれはラストを救う鍵がマーティンだったから。
彼に与えられた試練だった。
エンディング曲も素晴らしい。
歌詞を妄想全開で深読みするとストーリーにリンクしてる感じがする。
この投稿記事を書いている今、シーズン3を視聴中ですがこっちの記事も必ず書きます。
シーズン2はちょっとアレでした。