どうも、のうみです。
この投稿は啓蒙高めの妄想で構成しているので寛大な心でお楽しみください。
まずは物語の始まりでもあるダークソウル【無印】のプロローグについて語ろうと思います。
古い時代 世界はまだ分かたれず、霧に覆われ 灰色の岩と大樹と、朽ちぬ古竜ばかりがあった
だが、いつかはじめての火がおこり 火と共に差異がもたらされた 熱と冷たさと 生と死と そして、光と闇と
そして、闇より生まれた幾匹かが火に惹かれ、王のソウルを見出した
引用元:www.darksouls.jp
これがプロローグの第一節と第二節。
3つ重要なキーワードがあるので解説します。
霧
デモンズソウルの世界にも存在した霧。
認識することで世界は互いの存在と繋がり維持していたが、霧の出現によって世界は離れ拡散していく。
ソウルの力を遮る概念。
霧に宿る、この性質を知る要人たちは互いを認識して世界を繋ぎ止めていた。
ダクソの世界でも基本は同じ。
未知の場所やボスに初めて出会う時に霧があるのはその為。
認識されてこそ他者も世界もそこに存在できる。
灰色の岩と大樹
古竜と巨人と亡者の成れの果て。
観察してみると無数の樹が束なっているので、もしかしたら巨人や亡者が纏まって束状になったのかも?
【DS2】巨人の亡骸が樹に変化している。
【DS3】祈る亡者が樹に変化している。そして古竜は石へ。
朽ちぬ古竜
アンディールが探求により巨人のソウルを変質することで生み出された人造版古竜、それが示す事実は巨人には竜への変態要素が存在し、それは人の中にもあった。
生命を超越した存在であり、差異の発生以前の世界にいた古竜とは恐らく生命の終着点。
人、巨人、神のたどり着いた終着点はそれぞれ異なり、ある者は灰へ、ある者は大樹へ、またある者は生命を超越した竜へ変態し朽ちることのない世界の遺志(石)になったのかも?
ダクソ2ではアンディールは弟でもあるヴァンクラッド王に幽閉され館で非人道的な実験を繰り返していた。
そして生命に宿る原罪の正体を探求した彼も樹に変態していましたよね。
灰の時代より古い時代
灰の時代より古い時代
灰の時代より以前に生命の存在が隠れていることが記されています。
プロローグにはありませんが灰の時代と呼ばれた理由でもある、あの積み重なった灰を憶えてしますか?
幾度となく受け継がれた火(生命)によって燃え、そして灰となった人と神の生きた証。
これらを踏まえてプロローグの一節目を嚙み砕くとこんな感じ。
人や神々さえもいない時代、未だそこには差異は存在せず互いを認識することすらできない世界だけがあり、かつて生きていた生命が残した灰色の岩と大樹と朽ちた古竜だけがあった。
はじめての火と循環する世界
はじめての火と循環する世界
そこからはじめての火はどうやって生まれたのでしょうか?
DS3のエンディングである火継ぎの終わりで火守女の失った瞳が視た遥か先の未来には全てが朽ち果てた世界に灰だけが降り積もる。
そして、灰から小さな火が燻り(くすぶり)また火が生まれる。
そこから世界に差異が生まれ世界は何度も繰り返される。
火から灰が生まれ、灰から火が生まれる。
無限の循環の輪つまりダークリングが人にあるように世界にもこの無限の循環が存在する。
人や神そして世界に何故そうした性質があるのか?
それは二節目に記されてるのですが、それは次回の投稿に続きます。
