どうも、のうみです。
プライベートでちょっとした出来事があったせいで考えてみたのですが、どうして小学校でプログラミン教育をするのになぜ金融教育はしないのでしょうか?
お金に色は無いのに働かずして利益を得ることが汚いことなのでしょうか?
今回はそんな利益に関する大切なお話。
株式を保有することで得られる利益には大きく分けて二種類あります。
それは「キャピタルゲイン」と呼ばれる保有する株式の株価の上昇によって購入時と売却時の差額で得る利益。
それともう一つが「配当金」と呼ばれる利益。
配当は企業よって年一回の場合と年二回の場合があります。
これらは決算配当や中間配当と言います。
保有期間の長さや保有株式の数により変化する場合もあり商品や金券や割引券を配当する「株主優待」もあります。
株価と同じく配当は企業の業績によって変化し、その内容によっては株価も反応。
つまりその配当を目的とした売買も存在します。
「権利確定日」あるいは「権利落ち日」と言われる配当権利が確定する最終日に購入して、後日その株式を売るとうい取引方法も可能。
基本的に高配当な銘柄の場合は一定水準以下の株価になりにくいなど配当によって株価を安定化する要素として企業側も利用していたりします。
高配当銘柄が一定の水準の範囲内で上がったり下がったりするのはこのため。
安くなれば高配当になり買われ、高くなれば低配当になり売られる、これを繰り返す傾向があります。
配当とは企業の株主還元策
配当とは企業の株主還元策
配当は単純にお金をバラまいている訳ではありません。
こういった考えをすると不快な顔をする人がいると思うかもしれませんが、株式を市場に公開している企業は株主のモノです。
株式とは企業がリスクを負わずに株主がリスクを負っているのでこの金融システムで企業が資金を集めている以上はこの事実は絶対に揺らぎません。
つまりリスクを負っている株主つまり投資家に還元策をしないとどのような株価になるかは何となくわかりますよね。
そんな企業は売られて下がるのは当然の市場原理。
だからこそ企業は投資家にこうした利益を与える義務が存在する。
それでも無配当の企業は存在するのはどうして?
それでも無配当の企業は存在するのはどうして?
では無配当だからダメな企業なのでしょうか?
例えば企業が利益を出した場合に手厚い株主還元をすれば株価は上がりますが、それは短期的な株価対策にも受け取れますよね。
まぁ実際は企業にとって配当を上げるハードルは結構高い。
何故なら、一旦上げた配当を下げるリスクは企業と株主に両方にとってかなり大きいから。
つまり、配当の上昇は株価の長期的対策と言って良いのですが、必ずしも永続的に続くとは限らないので注意は必要。
仮に企業が無配当だったとしても、内包している利益を未来への投資へ利用する場合はその投資に高いリターンを見込めるなら、きっと投資家も好感的に思うはず。
以前にも言いましたが株価とは全てを織り込む。
企業は市場を通じて株主と対話をしている。
あるいは株価を通じて駆け引きをしているのですから面白いとは思いませんか?
株は危険と思われてるかもしれませんが、それは株に関する知識がないから。
冒頭の金融教育もそうした知識を幼少期から教えないから、偏った意見を持ってしまうのだと思います。