どうも、のうみです。
1985年に公開されたSFタイムトラベルの金字塔「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。
映画好きでなくとも誰もが知ってると言っても過言ではないぐらいの超絶ヒット作品。
カルフォルニアのヒルバレーに住むロックが大好きな高校生マーティ・マクフライと親友の変わり者だが天才科学者エメット・ブラン【通称:ドク】のコンビが時間を超えて家族を救う活躍を描いた映画。
深夜のショッピングモールでデロリアンを改造したタイムマシンに乗って人類初の時間旅行にドクが行く予定だったのですが、ある出来事によってマーティが過去の世界に行くのことに。
そこで自分の両親と出会ったことでマーティン存在を揺るがす重大な危機が訪れる。
タイムトラベルのよる世界の改変と補完
タイムトラベルのよる世界の改変と補完
笑いあり、涙ありで面白可笑しく描かれた作品ですがどうしても気になることがある。
デロリアンで時間移動をするたびに世界が改変していること。
街の名称が変わっていたり、マクフライ家の変化、ドクの死の回避など小ネタを含めたらたくさんあります。
解釈によってはもしかしたら時間移動をしたことでマーティンは別の世界に移動したと思っている人もいるかもしれません。
さらに踏み込んで言えば元の世界つまり、ドクの死んだ世界は消えてしまったのでしょうか?
もし、残っているのなら元の世界ではマクフライ一家や恋人はマーティンの帰りを待ち続けるのでしょうか?
そんな悲しい物語とは思いたくない!
そんな悲しい物語とは思いたくない!
なぜなら元の世界というようなものなど初めから存在しないと私は考えているから。
世界は分岐したのではなく世界そのものが変異したのだと解釈しています。
どんなに世界が大きな改変しようとも世界はそれを補完させて最終的には収束させる。
世界の観測者であるマーティンのみがその改変された事実を知っている。
もしかしたら記憶でさえも最終的には世界の収束と共に消えていくのかも?
こうして考えるとタイムマシーンとは時間移動して過去に行く装置ではなく、別の時間軸に移行して二つの異なる世界を一つに繋げる装置なのかもしれませんね。
どうでしょうか?
かなり強引な考えかもしれませんが、こう思わないとこの作品が悲しい物語になっちゃいますよね。