おかねのはなし

投資家はつらいよ【それでも我々は自由なのだ】

投資家はつらいよ

どうも、のうみです。

本業が忙しいことを言い訳にして投稿が滞ってしまい、ごめんなさい。

なるべく短期運用で素早く回転させるように心掛けているので資産変動はさざ波。

心理的な恐れからなのか市場に置いてけぼりな雰囲気だけど相場を楽しめてる。

なんか無理してポジションがないと胸が騒めく。

薄々は感づいていた通り、完全に市場に調教された投資ジャンキーになってしまったのだと理解した(笑)

笑い事ではなく本気でヤバい。

嵐が来ているとわかっていながら利益を狙うのがどれだけ危険な行為か、真っ当な判断ができてるなら今は売買をしないはず。

人間の欲望に底がない。

無感情の投資を語ったのに自分自身が実践できずに感情の投資から脱却ができていないことに恐怖を感じる。

個人投資家の終着点

投資家には二つの終着点しかない。

投資の継続すると決断によって数多の分岐点を生みだしエントロピーは増大する。

映画「TENET」を観てしまった影響でエントロピーって言葉を使いたくなった。

投資を辞めない限りは資産運用の変動は止まることはなく辞めるまで着地することはない。

生涯成績が百戦錬磨の投資家でもない限りは続ける限りは必ずどこかのタイミングで負ける。

攻撃型全集中投資家にとっての一度の敗北が何を意味するのか、説明しなくてもわかるよね。

つまり、個人投資家の未来とは勝ち逃げか破滅かのどちらかしかない。

負けを最小化させる決断力と経験と知恵があれば勝ち逃げできるけど、簡単なことじゃない。

一度でも投資で脳を焼かれた者は勝ち逃げという選択が容易にだできないことを投資家なら知っているはず。

引退を口にしながらも結局は投資を続けたり、投資家の味方を装っておきながら己の利益の為に大衆を欺く輩もいる始末。

仮に勝者が勝ち逃げできたとしても、それは一握りの個人投資家のみ。

証券会社の統計からも出ているように、個人投資家の90%以上は最終的には資金を溶かして引退する。

投資の深淵に触れた者は、この真実が自分には該当しないと思い込む傾向がある。

相場と歯車が一致した瞬間を何度か味わった経験があるけど、それは単なる幻想だった。

だけど、あの高揚感は忘れることはできず、恐らく今後の人生はあの感覚を生涯追い求めることになる。

株価上昇を夢見ることは投資家にとっての性だけど終わりなき渇望がいつか破滅へを招く。

買って後悔、売って後悔、人は嬉しさよりも悔しさを抱え込む。

株価とはその瞬間に約定する唯一無二のただの数値であり外的・内的要因やマクロ・ミクロ事象が瞬時に織り込みながら絶え間なく動き続ける。

学ぶことは必ずしも投資の強さには繋がらない。

ファンダメンタルズもテクニカルも個人投資家には必須の知識。

だけど、問題なのは知識や経験に過剰に縛られて僅かな損失も許されない完璧なトレードを追求すること。

このような縛りを自らに懸けてしまっては、リスクは避けれてもチャンスも逃すことになる。

だから売買は極力無感情で行い粛々と売買を終わらせる。

これが個人投資家の理想形。

しかも、この理想形には機関投資家には絶対に持つことのできない時間という要素を個人投資家だけが持つことができる。

それは保有期間のことだけを言っているのではなく、売買をしない期間を持てるのも個人投資家の特権。

個人投資家は機会損失を耐えて鯨の背中に乗るタイミングをひたすら待っていればいい。

それが簡単にできれば苦労はしないけどね。

日頃から注目している銘柄をある程度に絞ってエントリーするチャンスを常に狙っている。

参考にならないかもかも知れないけど、今はDXコンサル三銘柄に短期分散投資に切り替えました。

このブログを日頃から観覧しているなら、その三銘柄が何なのかはわかっているはず。

短期になる可能性もあるので今は運用状況は公開しないけど、キャッシュは多めに残しているので緊張感はないけど何事も起こり得ることを忘れてはいけない。

今だけ、金だけ、自分だけ

この言葉はグローバリスト【新自由主義】を揶揄する言葉。

投資家の胸にもグサリと突き刺さる言葉だよね。

企業の為とか会社の未来を信じているなど銘柄を保有する理由を繕ったところで、利益がなければドМでもなければ憤怒と落胆が込み上げてくる。

かつて企業と二人三脚で資産が変化していく快感と憤怒を味わっていた時期があった。

今でも感情をなくそうと思っても企業への想いを簡単に捨てることはできない。

感情の投資から無感情な投資への移行は人間である以上は超えれない壁がある。

最後にちょっとだけ政治的な話をすうけど、未だに日本政府はプライマリーバランスの黒字化を目指すという狂った政策を掲げている。

個人投資家として緊縮財政でデフレ継続だろうが、ぶちゃけ本音を言えば自分の利益を最優先に考える投資家は残念ながら新自由主義者の権化だし、そこに異論の余地はない。

ですが、私はMMT【現代貨幣理論】に基づいて大規模な財政出動こそが日本経済復興及び適切なインフレ状況になる必須事項と思ってる投資家のひとり。

財政出動と対になる大規模な国債発行を行う為の国民の大多数の理解を得るには困難な状況。

保守でもリベラルでもなくお金を信じている貨幣信仰者。

デフレである以上はキャッシュの価値は強固であり、仮に適切なインフレであるなら株価は上昇する。

個人投資家は自由の象徴であり、政治や経済環境に振り回されながらも自己利益の為に絶えず切磋琢磨することに誇りを持っている。

社会に不満ばかり言って選挙にも行かない人に限って政治に文句を言ったり、自分の思想に反する人にデータを示さず感情的に否定する。

そんな誰かに振り回されて終わる人生なんて絶対にイヤです。

個人投資家も明日どうなるか分からない儚い存在ではあるけど、自分の中に信念だけは持っていたい。

東京は再び緊急事態宣言となりけど、先週の都議選の投票率低さに悲しくなる。

今の政策に不満があるのに投票に行かないってどういうこと?

選択肢がないように思えるのは、候補者の意見をちゃんと聞いてないからでは?

秋には衆院選があるので現状に不満がある人はちゃんと選挙に行こう。

投資家だからこそ政治を知り、政策を語り、選挙に行かないとね。だってそれが株価に繋がっているから。それじゃ~また。

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