どうも、のうみです。
誰も傷付けないでクリアできちゃう優しいRPGゲームことUNDERTALE【アンダーテール】を紹介。
大抵のRPGは敵となる誰かまたは何かを倒しながらレベルを上げてボスに挑むけど、このアンダーテールはその固定概念をぶっ壊した。
もちろん普通に敵を倒してレベル上げもできるけど、全ての敵と会話によって戦闘を回避ができ一切攻撃せずにレベルも上げずにクリアが可能。
つまり、生かすも殺すもプレイヤー次第。
制作者のトビー・フォックスさんはゲームの殆どを個人で制作し、資金はクラウドファンディングで集めた。
2D表現でありながらバトルシステム、キャラクター、音楽、世界観の全てが素晴らしい。
インディーズゲームでありながら、今では全てのプラットホームでプレイ可能。
ニンゲンの優しさと残酷さ
ニンゲンの優しさと残酷さ
かつて地上にはニンゲンとモンスターがいて、種族間で争いが起こりモンスターは地底へと追いやられ封印された。
それから永い時が経ち、201X年二つの世界を繋ぐイビト山に来たニンゲンの子供が地底へ落ちる。
しゃべる花フラウイ、優しい母親のようなトリエル、主人公を見張り(見守り)役のサンズとパピルスなどの個性豊かな面々に出会う。
そしてプレイヤーの選択によってエンディングは大きく変化する。
中立・平和・虐殺の三つエンディングはどれも心に残る結末となっています、良い意味と悪い意味で。
RRGはやり込む程に主人公のレベル上がり強くなることで敵を簡単に倒せるようになる爽快感があるよね。
アンダーテールでは、そうしたゲームとして当たり前の行為がプレイヤーの心に罪の意識を植え付けさせる仕組みがいろんな形で張り巡らされてる。
神の如くセード&ロードする罪深さをあなたは考えたことがありますか?
どんな残酷な行為もセーブをせずにロードすればゲーム内のキャラクターたちの記憶から、その残酷な行いが消える。
もしも、その残酷な行いを記憶を消すことなく特定のキャラクターがそれを知っているとしたら?
心臓を掴まれたような恐怖を未プレイの方は是非味わってほしい。
ゲームだからと割り切れる?
ゲームだからと割り切れる?
中立→平和→虐殺の順でエンディングを観たけど精神的にかなりくるものがあった。
プレイした人ならわかるはずだけど周回プレイで何度も会話を重ね、そして親しくなりわかり合えたモンスターたちを虐殺する行為は心が痛む。
手が血で汚れた、あの感覚は二度と味わいたくない。
これはゲームだと理解し、まるで作業のような残虐行為をゲーム内のキャラクターに見抜かれた瞬間の恐怖。
制作者が虐殺エンディングを観たいプレイヤーの好奇心を逆手に取った恐ろしい仕掛け。
モンスターたちを虐殺しているのは主人公ではない…キャラを動かしているキミだよ。
中立→平和ルートのエンディングを観たら、その先に進まず思い出と共にそっとパッケージを閉じることをオススメします。
