どうも、のうみです。
今回はキューバ危機を題材にした映画「サーティーン・デイズ」を紹介。
キューバ危機とは1962年はアメリカとソ連の冷戦時代に起こった、核戦争の一歩手前までに緊張が高まった冷戦を象徴する出来事。
当時ソ連がアメリカの目とは鼻の先のキューバに核ミサイルを設置していることを発見する。
当時のアメリカ大統領ケネディを中心とした政府視点で描かれた作品。
今も世界は、この中にある
今も世界は、この中にある
エンタメとしての演出もあるけど、ストーリーが進むにつれて危機の現実味が高っていく様子や政府と軍部(国防総省)との対立や駆け引きなど観ていて恐ろしくなる。
可能な限り戦争を回避したいケネディと先制攻撃による基地破壊を望む将軍という構図で描かれていて対照的な立ち位置で描かれています。
しかし、政府と軍部どちらかが間違っていると判断する作品ではないと思う。
結果として、この当時の判断が正しかったと言われるのは危機が回避できたから。
少し歯車が間違っていたら恐らくこの時、世界は終わりを迎えていた。
そうした教訓を時代を超えて訴えかけケネディ大統領の葛藤と苦悩を描いた作品。
日常との対比が印象に残っていて大統領の右腕の首席補佐官役のケビン・コスナーが連日の過酷な勤務の合間に家庭に戻り他愛もない会話をします。
そのありふれた日常が自分たちの判断によって一瞬で失われることの恐怖が観てる側へ何かを訴えかけてくる。
歴史の教訓から学べること
歴史の教訓から学べること
当時の様々な問題を抱えていたケネディ大統領だったけど、今もアメリカのカリスマ的存在。
どんな組織でも上に立つ者はこうした強い信念を持ち、何より周りにいる仲間を動かせる人でないといけない。

日本の昭和史の映画とかも教育現場で流すことできたらいいけど偏った思想になるとかでNGなのかけもね。
そういう作品を観てからディベートをするとかなら教育の一環としてやる意味があるんじゃないかな?
歴史の背景、政治の過程を知ろうともせずに結果だけを見るだけでは教訓は活かせないよね。
歴史を映画で知り、そこから深く学ぶのもひとつの手段ではあるけどそれが真実であるという訳ではないので、そこは自分の頭で考えよう。
