どうも、のうみです。
投資家の皆さんは先週の日銀の金融政策転換について、どう思いましたか?
ETFの買い入れをTOPIX連動型のみに変更したのは、恐らく来年の東証市場再編へ見据えた布石。
日経平均が一部の企業によって歪んだ指標になってた現状がこの機会に改善できるかもね。
日銀も継続的に市場を支える為に考え抜いた決断だったはず。
海外投資家や機関投資家が日経平均に対する不信感を抱かれるのは好ましい状況ではなかった。
仮に痛みを伴っても新たな相場へと繋がるなら受け入れしかない。
痛みがどの程度になるのかはわかりませんが、TOPIXが主流となる新たな相場が始まる。

フューチャーとベイカレント
フューチャーとベイカレント
のうみ銘柄のテーマはDX。
ベイカレントとシグマクシスはDXコンサルを主とする企業。
SMFGは金融企業だけど、抱えている子会社にはDX技術を保有するエキスパート集団を幾つも抱えている。
SMBCクラウドサインもそのひとつ。
民間企業だけでなく、政府肝入りのデジタル庁開設に向けて着々と水面下で進んでいる。
デジタル庁の業務対象は簡単に説明すると以下の三つ。
「全国規模のクラウド展開」
「マイナンバー関連のシステム整備」
「官民連携に向けたデジタル基盤の整備」
労働人口が減少する日本の現状から考えれば、公務員もその例外ではありません。
DXによる仕事の効率化と最適化【単純労働から解放と知的労働への集中】を目的としたデジタル庁創設の発端は金丸泰文という方の提言によって具現化された組織。
1980年代のセブンイレブンジャパンのPOSシステムを構築した知の巨人。
政府のブレーンの一人でもある金丸氏が社長を務めるのがフューチャー【4722】です。
近年、システムコンサルからDXコンサルへと事業転換が進んでいます。
デジタル庁の案件にはフューチャーが絡んでいるではと思惑を張り巡らせている投資家もいるはず。
一社独占とかはないとしても功労者が蚊帳の外である訳がない。
霞が関は魔窟なので省庁同士の利権争いや官庁と民間の主導権争いもあるのでデジタル庁は決してバラ色とはいかないかもね。
政治スキャンダルってのは醜い足の引っ張り合い、つまり最大の敵は中にいる。
政治家も官僚も民間企業も駆け引きの中で日々戦っている。
メディアがキャリア官僚や政治家を軽々しく非難し中傷するけど、あなたの職場は清廉潔白な組織なのかな?
国家の為に尽力してくれた優秀な人材を蹴落とし優越感を満たして、その結果どんな官僚が残るのか?
極論ですが何もしない口だけの聖人よりも行動する野心家を応援したい。
コンサルとはクライアントの経営課題を明らかにし問題解決をすること。
つまり彼らが売っているのは問題の解決策。
解決手段を売って幅広い分野での恩恵を得ることがコンサルの強み。
出向によって人的資源を業種を超えて活用することも可能。
彼らは問題を絶対に先送りすることはない。
昔のコンサルのイメージと言えば完全なブラックであり仕事はまさに激務だった。
しかし、人材確保が困難な時代になり今ではすっかりコンサル=ホワイトになりつつある。
ベイカレントとフューチャーは過去裁判沙汰になったこともあって、互いに競合他社の中で最もライバル視してる。
この二社には大きく差が開いたことがあります。
それは人材教育と営業能力の差。
フューチャーの事業拡大の要は企業買収をだったことがベイカレントと圧倒的な格差を招いた。
さらにベイカレントは問題解決の為にヒト、モノ、コトの全ての手段を用いてクライアントをコントロールできる総合コンサルとして上流から下流の全てから利益を得ることが可能。
一方のフューチャーはシステムコンサルの形態から完全には抜け出せてはいないので限られた枠内での利益のみ。
この両社の圧倒的な人的資源の格差は恐らく一朝一夕で埋めることはできない。
ワンプール制を採用により活動の場を区切らず、業種を超えたコンサルに対応できる人材を育成し、問題解決の為に最適な人材をマッチングする。
人の頭脳こそがベイカレントの飛躍の要。
のうみ銘柄の運用報告
のうみ銘柄の運用報告
【2021.3.12時点の保有状況】
億り人(仮)になっても投資の深淵から抜け出せないことを確信した一週間だった。
【2021.3.19時点の保有状況】
大口機関の参入によってベイカレントは新たなステージに入るのかもしれませんね。
大量保有報告でラザード・アセット・マネージメント・エルエルシー【保有割合6.34%:報告義務発生日2021.3.15】がベイカレント株を大量取得。
キャピタル・リサーチに続いて、このタイミングでの新規参入は何を意味するのか?
個人投資家がそれを知る術はなく、その答えを知るのは彼らと市場のみ。
SMFGは金利上昇の効果もあって金融相場の始まりを彷彿させる流れ。
大穴銘柄として買ったのだけど、出会ったタイミングが良くなかった。
シグマクシス、一旦おつかれ。
フードテックがいつの日にか利益を生み出すとは思うけど、今はフューチャーを見逃すことはできなかった。
これで晴れて全ての銘柄に利益確保の安全装置の逆指値を設置。
ネガティブな情報を語ったけど、フューチャーは官民一体のDX化の本丸であるデジタル庁と深い繋がりを感じる。
今年の9月にデジタル庁開設に向けた案件に絡めるかは未知数だけど、同じ未知なら実現性のある方に乗り換える。
近い未来と遠い未来、どちらも同じ未来だけど余りに遠すぎると儚い夢物語になってしまう。
投資に敵はいない、向き合う相手は市場通じて鏡に映った自分自身。
購入時の決断から僅かでもブレを感じるなら引くことも投資戦略。
