どうも、のうみです。
市場を静観する日々ですが観ているだけでは楽しくない。
良くも悪くも、これが投資家の性。
代表的な相場格言にある「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」から今の株価はどのような段階にあるのかを考えてみた。
賢人ジョン・テンプルトンによる相場格言!
賢人ジョン・テンプルトンによる相場格言!
株価が永遠に上昇し続けることはなく、必ずどこかのタイミングで下落する。
その原因は様々だけど悲観論が市場に漂えば下落トレンドになり、警戒感のある中で徐々に回復していく。
そして楽観ムードの中で本格的な上昇、市場全体が強気ムードの中でそのトレンドは終わりを迎える。
上昇トレンドの出発点の多くは悲観ムードの中で生まれるということだけど、それ以外に意味が込められてる。
本当に良くできた格言で、投資というものは大勢の流れに乗る波乗りゲームだけど必ずしもそれが正しいとは限らないということを示してる。
悲観的な流れの中で皆がパニックで投げ売る中で逆に買う人が常に存在する。
今の株価が格言の最初の部分なのか最後の部分なのかは誰にもわからない、この格言にはいろんな捉え方ができる。
不安は投資家にとっては好機のサイン?
不安は投資家にとっては好機のサイン?
2015年のチャイナショックや2018年のクリスマスショックなど株価が大きく下落するたびにリーマンショックの再来あるいはバブル崩壊とメディアや経済評論家が騒ぎ立てたことを憶えている人はいるでしょうか?
投資をしてる人は憶えているけど、ただの視聴者は気に留めずに忘れているのが大半。
不安や恐怖は最も視聴率を取れる格好の材料なので、その無責任な発言によって世の中は本当の総悲観ムードになる。
彼らはいつだってバブルだと言ってるけど、その後の株価はどうなりました?
言うまでもなく回復、その後上昇。
歴史は繰り返さないが韻を踏む。
【2020.12.27追記】
コメントを頂いたので改めて、国内でのコロナ感染者が増え始めた時期に投稿した自分の言葉を読み返してみた。
体験のなき者の非常識は、体験ある者の常識。
投資をしたこともないコメンテーターや経済評論家がメディアに蔓延してる。
知っていてあえてネガティブな情報を発信する輩が一番の策士だよね。
経済のことよりも命が大事と言う方は自分が循環の輪の中に生かされていることを理解していない。
命が大事と言うのなら経済も大事なのは当然。
その後の市場は格言通りの結果になった訳だけど、それではコロナショックはこの格言に該当するのか?
恐らくここが投資家によって考えが異なるけど、私はこの悲観の期間が大きなポイントになると思ってる。
この手の危機は株価反応から時間差で実態経済に影響を及ぼすのでコロナの問題は悲観ムードが長期化する可能性があるのが怖いところ。
さらに厄介なのが感染による損失よりも感染対策による損害が大きい点。
つまりパニックに長期化するほどに損失は大きくなり、そのことが原因で投資から撤退する人もいる。
投資の世界は損をしても、それは自己責任。
世の中で起こる問題を誰かや何かの責任に押し付けるのはとても楽。
ただ、それで何が解決するのでしょうか?
誰だって社会に不満はあるのでその考えは理解しますが、だからといって不安を煽るような行為をする人はどんな結果だったら満足してくれるのかを教えてほしい。
自己責任と言っていいのは自分に対してであって、他人に対して安易に向けるできではない。
