どうも、のうみです。
紹介するのはシンガーソングライターの倉橋ヨエコさん。
知らない方が多いかもしれないけど、ヨエコさんの音楽から生きる力を貰ってる人は必ずいるはず。
残念ながら2008年7月のライブを最後に音楽活動を廃業という形で引退。
ヨエコさんの音楽はジャズ歌謡やシャバダ歌謡と呼ばれ独特の雰囲気を漂わせている。
歌詞は人間の内面に潜む暗部を表現している歌が多く「人間辞めても」「損と嘘」「夜な夜な夜な」の代表曲があります。
タイトルからしてネガティブな印象を受けるかもしれないけど、明るい曲もあり残酷な世界を直視して正面から向き合った「今日も雨」が私は好きです。
泣き止んでも外は雨、そんなもんだろ?
泣き止んでも外は雨、そんなもんだろ?
他の歌手の方を否定するつもりはないけど、悲しみや苦しみを雨に例えてる歌って結構あるよね。
歌の締めくくりは大抵いつかは晴れると。
残念ながら世の中そんなに甘くはなく、苦しみから解放されることはない。
歌の力を借りて人の心が希望に満ちたとしても、それは心の中の仮初の希望であって世界は残酷であり簡単は救われない。
雨が止むのと人の苦しみはまったく別物。
「今日も雨」の歌詞に惹かれたのは、そういう現実と向き合わせ挫けそうな人を前に進めさせようとする力を貰えるから。
この歌に込められた力は、決して見せかけの光ではなく純粋に前へ前へと進む力だけを聞き手に与えてくれる。
抗う者への応援歌
抗う者への応援歌
きっと聞く人によって例えられてるモノが夢だったり、恋愛だったり、希望だったりするはず。
「今日も雨」にそれらを当て嵌めると、ネガティブな気持ちになるかもね。
だけど、雨が止むのをあなたは待つのですか?
誰も待っていないからといって誰かを追いかけるのを辞めるのですか?
そう、この歌から投げかけられてる感じがする。
人は何かを求め、抗い続けて生きるしかないのだと。
