おかねのはなし

投資家はつらいよ【何事も起こり得る投資の真理】

投資家はつらいよ

どうも、のうみです。

必要な知識について全ての個人投資家は日々切磋琢磨しながら市場の荒波を乗り越える為に学んでいる。

しかし、投資マインドは学ぼうとして一朝一夕で獲得できるものではない。

幾つもの歓喜と恐怖に見舞われながらも、その貴重な経験によって学んだことは多くあるけどメンタルは余り変化したようには感じない。

それどころか投資を始めた当時より投資経験を得たことで知識に反比例するようにメンタルは脆弱になった。

だからこそメンタルが個人投資家にとって最も重要な要素だと確信できる。

初心に帰りメンタルについて改めて考えてみる機会なれば幸いです。

市場は留まること許さず絶えず変化し、全てを織り込む。

だからこそ市場では何事も起こり得るというのが投資の真理。

本来リスクヘッジをしながら恐怖を抑え、自分の判断を信じて売買すればいい。

しかし、言うは易く行うは難し。

感情もなく粛々と売買を行うことの難しさを個人投資家の皆さんは知っているはず。

株価とは一度きりの瞬間指標であり、市場環境や企業業績や投資家心理など多くの構成要素を完全再現することは不可能。

テーパリングの予兆と利上げ前倒しの影響があるので市場の調整局面は長引く可能性は高い。

このサイトを観覧している個人投資家が一人でも救われたのなら嬉しい。

何事も起こり得るのが投資であり、そのことを想定して動かなければ代償を払うことになる。

市場は常に動く為の材料を欲している、その方向性はマイナスにもプラスに傾きうる可能性を常に内包している。

のうみの運用報告【ありがとう、フューチャー】

【2021.6.2時点の保有状況】

久しぶりの運用報告になりますが、ピーク時では26,000株まで膨れ上がったフューチャーだったけど15,000株まで利確。

先週、年初来高値に接近したことを確認して全ての保有株を売却し手仕舞い。

余談ですが、この一ヶ月フューチャーを触ってみて感じたことがある。

浮動株が少ないのか成行で大量に売買すると株価がもの凄く動きます(笑)

浮動株とは市場に流通してる株式で一般の個人投資家が日々売買している株式のこと。

株価が軽くていいように思うかもしれないけど問題は売る時。

成行で大量に売ると板が悲鳴を上げるので慎重に指値で売却しないといけない。

やってはいけないことだけど見せ板としてピーク時に保有していた26,000株を一斉に成り売りした場合、市場状況にもよるけど恐らく気配値はストップ安の水準になる。

このような銘柄は流通する株式が少ない状態と短期目的の投資家の動きが活発になった場合の二つ条件が合致した場合、ある日を境に上にも下にもボラが大きくなる。

ボラとはボラティリティのことで株価の上下のブレ幅のこと。

機関投資家は利益を最大化する為に巧妙な手段を使って市場に介入し特定の銘柄を育てる。

出来高によっては数千万程度の資金で簡単に動く株価なら機関投資家によってもっとアクティブにゾクゾクするようなチャートを描くはず。

国内DXコンサル企業はベイカレントの幻想が良くも悪くもチラつきますが、それはそれと割り切るように考えたほうがいい。

持つリスクと持たざるリスク

暴落は様子見、急騰も様子見、それでは市場がどちらに動いても買い場を失い上昇相場を指を咥えて眺めるだけ。

様子見は守りであり持たざるリスクに苦しむこともある。

投資経験を積むと買いに向かうことに悩むことが多くなる。

だから何事も起こり得ることを理解し、市場に参加すれば恐れを抱ても進めるはず。

株価が上がるとか下るとかを考え抜いたところで投資はゼロサムゲーム。

誰かの利益は誰かの損失に繋がっていて、皆が儲かるゲームではない。

利益を市場で享受している人は屍の上に立ち、その遺志を継いで終わることのない夢を渇望し続けることになる。

どうして終わることがないのか?投資をやめればいいだけじゃね?

それは思うのは投資をしたことがない人の考えで机上の空論。

話が脱線したけど市場参加者の質や量をチャートで同じように再現はできない。

投資家の思惑や心理だけでなく、参加者の損益状況、資金余力は有無、出来高、信用倍率、地合い、アルゴの反応、これらを再現することなど不可能。

アルゴとはアルゴリズム取引のことでプログラムにより株価や出来高などに応じて自動的に株式売買注文のタイミングや数量を決めて注文を繰り返す取引。

大口の注文を無感情に躊躇なく行う、まさに無慈悲の咆哮。

それでも歴史は繰り返さないが韻を踏む。

無数の相場力学によって株価は唯一無二のこの瞬間に具現化されている。

需給バランスを保ちながら高値あるいは安値になったとしても、その時点の市場参加者は以前とはまったく異なる集団によって構成されている。

その刻々で変化する株価に内在する参加者の思惑も以前とは異なるものに変容してる。

思惑の異なる集団によってチャートに新たな上昇トレンドや下落トレンドを生み出すことのなるのかは誰にもわからない。

機関投資家によって巧みにトレンドを形成したとしてもチャートは群集心理の感情が生み出す連続的な数値グラフに過ぎない。

だから、何度でも言うけど何事も起こり得る

できる限り無感情に楽観、歓喜、疑念、恐怖などの感情が導く行く先を予想するのが投資の醍醐味。

無感情に感情を読むなんて矛盾してるけど、これこそが個人投資家が追い求める究極的な理想像。

メンタルが投資にとって最も重要な要素であると同時に本来は不要な概念。

感情の流れを限りなく無感情に読み解くって、つまりはアルゴのことなんですよね(笑)

株価それ自体には意志はないはずなのに人の感情を飲み込んで、それを原動力にして動くって人智を超えた崇高な存在に感じる。

相場を動かすのは集合体が生み出す感情の力はどこまで解明されてるのか。投資哲学ってジャンルがあるなら学んでみたい。それじゃ~また。

-おかねのはなし
-, ,