どうも、のうみです。
よしながふみさん原作のドラマ「きのう何食べた?」を紹介。
過去に紹介した漫画のやがて君になるのようにマイノリティを題材にした作品を多く見かけるようになった。
こちらの作品は男性が二人で暮らす同性愛のおじ様が描かれています。
堅物でまじめな弁護士の筧史朗と気さくで人当たりの良い美容師の矢吹賢二が互いの価値観の違いに苦悩しながらも互いをパートナーとして関係を深めていく。
タイトルにもなっているように史朗が作る節約料理が随所にレシピの解説があり料理好きの人に向けた構成が盛り込まれています。
価値観の違うオジサンの同居物語!
価値観の違うオジサンの同居物語!
同性愛と言っても価値観はいろいろあるのだなぁ~とこの作品を観ていると知ることができます。
家族や友人そして仕事仲間など周囲にカミングアウトしている人もいれば、そうでない人もいてスタンスは三者三様。
それぞれの求める幸せのカタチが違うのは当然、史郎と賢二の間にもそうした異なる価値観の壁が存在。
史郎は仕事仲間に同性愛者であることは伝えてなく、それを隠す自分への葛藤もありながらも二人は共同生活しています。
弁護士という仕事柄の問題もあり公の場で賢二や友達に会うことをなるべく避けている。
賢二はそうした史郎のことを理解はしてる。
だけどどこか寂しくもある。
両親への想いが作品の裏テーマかも?
両親への想いが作品の裏テーマかも?
この作品の裏テーマは家族愛なのかな?
そういうシーンや演出が多くあって史郎は自分の両親に対して孫を見せることができないことで負い目を感じたり悩んだりしている。
両親も息子にはできるなら普通の男性としての生きてほしいと期待している。
その事実を互い受け入れることができないままだったけど、これではダメだと思った史郎は心境に少しづつですが変化していく。
賢二と一緒に友達と料理を楽しんだりするなど徐々にですがありのままの自分を出せるようになる。
そして史郎は両親に賢二を合わせることを決意して人生を共に過ごすパートナーとして紹介。
こうした苦悩や葛藤は同性愛者でなくてもありますよね。
未婚の方も多い時代ですが意外と胸に刺さるエピソードもあるのでこうした題材に拒否反応のある人でも、この作品は面白く視聴できると思う。