どうも、のうみです。
少し前に今の相場状況で投資を積極的にやると宣言しておきながら実は先週はそれとは真逆の動き行い、保有していた二つの銘柄の一つを殆ど利確。
銘柄の詳細はあえて今は伏せますが、ここ一ヶ月で26,000株まで積み重ねた株式を先週の一週間で5,000株まで削りました。
正直、過去に公開していた投資に比べ利益はあまり得ていないので運用状況は非公開しますが、年末辺りには総括として公開する予定。
運用状況のスクショはしっかり撮っているので、公開を楽しみにしておいてね。
今週は保有する二つの銘柄を売却してさらにキャッシュポジションを拡大する予定です。
ポジションによって反応【投資行動】が変わってしまう都合の良い愚者なのは承知の上で今の相場から一旦売り逃げさせてもらいます。
最近メンタルの重要性について考えることが多くなり、投資は知識と技術では勝てないことを改めて忘れてはいけない…つまり過信は禁物。
奇策?秘策?日銀出口戦略の地ならし
奇策?秘策?日銀出口戦略の地ならし
コロナ対策として世界中で行われてる量的緩和とは国債や担保証券を継続的に購入して市場を安定させて長期金利を低下を促す金融政策。
そうした中で今年の四月に方針を変更した日銀のETF購入がまったく無いことに苛立ちを感じる投資家も多いはず。
日経平均連動型からTOPIC連動型のETFに購入に変更して早二ヶ月ですが、なんと購入は4/21【701億円】の一回のみ。
日銀ETF購入の発動条件の詳細非公開ですが、以前【日経平均型ETF購入時】は以下の二つの条件が該当した場合に限り購入されていたと思います。
TOPIXの前場の下落率が-0.5%を下回る。
TOPIXが二日連続下落した翌日の前場下落率が-0.25%を下回る。
明らかにこの二ヶ月の間は上記に該当する状況になってもETFを購入はしていないので、発動条件はかなり厳しくなっているのがわかる。
最近になって黒っち、つまり日銀のこうした方針変更に今更ですが私は少し感心しています。
何故なら日銀のETF購入方針変更は実は出口戦略の一環であるのですが、しれっとETF購入の出口戦略の地ならしを完了した既成事実となっているから。
同時に仮に大きな相場の調整があった場合には発動できる奥の手を温存しながらも、静かに出口戦略の道を歩み始めたのですから策士だと思いませんか?
日銀としてはETFを購入を継続することが今後起こるであろう相場状況においてデメリットの部分が大きいと判断した。
まぁ、こうしたやり方が市場参加者と対話する気が無いように思える投資家の方が多いのも事実であり、この様な曖昧な手法を仮にFRBが行えば市場から総スカンを喰らうでしょうね。
ところでサイレントテーパリングと投稿のタイトルにしてしまいましたが、世間では一般的にはこのような手法をステルステーパリングと呼ばれてることを投稿直前に初めて知りましたw
バーナンキショックのトラウマ
バーナンキショックのトラウマ
もしかしたら気にしすぎなのかもと思う反面、リーマンショック時の規模を遥かに凌駕する今回の米量的緩和のテーパリングを無傷で通過するのは流石に無理があるのではないか?
それともFRBの奇策或いは秘策とも言える出口戦略の地ならしを市場への影響を最小限に抑えれるのか?
そうした疑念が燻る中での投資は非情にストレスが溜まる。
仮に気にしてない個人投資家の方には是非とも2013年のバーナンキショックによって市場が、特に日本市場がどのような影響があったのかを調べることをオススメ。
非常に気になるのが当時の市場への影響は二ヶ月程度でしたが、果たして今回のテーパリングの影響はどの程度の期間の調整相場になるのかが気になるところ。
市場はこのような楽観と悲観が絡み合う中で、どのように立ち回るのが投資家にとって有益なのか実に悩ましい。
買いなのか?売りなのか?答えは誰にも分かりませんが、一番問題なのが今の個人投資家の異様な楽観ムードが心配。
特に日本市場の最近のダウ平均との乖離や日経平均の伸び悩みは単なるコロナ状況の問題で低迷しているとは思えない。
前回も言いましたが、短期リスクはコロナに絡むオリンピックの有無、中期は米量的緩和のテーパリング、長期は米中貿易問題。
個人的にはオリンピックは開催するとは思ってますが、世論に溢れるこの異常な左寄りムード一辺倒な雰囲気は何なのでしょうか?
テーパリングは発動自体は恐らく来年ですが、やはり問題は公表のタイミングで七月FOMCか八月ジャクソンホール会議辺りが市場予想といった感じですね。
米中貿易問題を軽く考えてる方は米中双方から甘い汁を吸えると思っていたら大間違いで、日本は特に地政学的リスクによって諸に影響を受けることを少しは自覚した方が良いと思う。
【2021.11.1追記】
この投稿を改めて読み返して自分で書いておきながら言うのも変なのですが、かなり突っ込みどころが多いですねw
恐らくですが、11/2~3のFOMC【米連邦公開市場委員会】においてFRBによってテーパリングの開始が決定すると思う。
テーパリングは確かに量的緩和縮小ですが、米国債などの資産を購入する金額を絞り始めるのであって購入した資産を売却する段階では無いのであしからず。
この投稿には、その前提に触れずに語っているので恥ずかしくて修正したいのですが自分への戒めとして残しておきます。