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投資家と共にあらんことを【鬼に金棒の選挙戦略】

投資家と共にあらんことを

どうも、のうみです。

都議選では自民が惨敗したけど、国政では腐っても第一党なのでその影響力は消えてない。

衆参ダブル選挙を期待していたのですが残念ながら、それは回避された。

だけど参院選は確実にあるので投資家でなくても有権者なら投票へ行って選挙を存分に楽しもう。

個人投資家の視点から選挙を語らしてもらうけど、立場に関係なく今回の選挙は昨年の衆院選以上に重要。

失われた三十年の犠牲者なのに自民に投票してきた罪をこのタイミングで清算しなければ、失われた四十年どころか失われて半世紀になっちゃう。

保守だとかリベラルだとか言ってる状況ではない。

本来、歩むべきだった経済成長へと軌道修正しなければ、日本が壊れてしまう。

積極財政への転換点

参院選で国民が選択するのは減税か増税か、それだけ。

知ってる人は知ってると思うけど消費税減税については物価抑制として効果は薄く、これは企業負担を軽減させるための処置。

つまり減税政策とは手取りを増やし使えるお金を多くするのが目的だということ。

選挙のテーマとしてはわかりやすいけど、選べる政党が増えたことで悩んでいる人も多いはず。

だとしたら経済を軸に考えてシンプルに積極財政へ舵を切る政党を選べばいいと思う。

積極財政とは簡単に言っちゃうと需要を上回る供給能力があるのなら国債を財源として政府による投資で経済を拡大させること。

政府による投資とはインフラ、防衛、先端技術開発など多岐に及ぶ。

これは自国通貨建て国債の発行をできる国だったら、どの国でもやってる当たり前のこと。

多くの賢人たちのお陰でネットでは周知の事実だけど、日本はアクセルの踏み込みがまったく足りてない。

幸いなことに積極財政派の政党には保守、中道、リベラルが揃ってるので、個人の思想に合わせて選ぶことができる。

緊縮財政派の政党が全てリベラルに傾いてるのは興味深いよね。

それが保守層の地殻変動を起こしてるので、この好機を利用しない手はない。

どの党にも積極財政派あるいは保守派の議員はいるけど、権力の外で吠えてるだけなので正直まったく機能していない。

このような状況を踏まえて政党の立ち位置を分けると以下のようになる。

積極財政派【保守:参政党】【中道:国民民主党】【リベラル:れいわ新選組】

緊縮財政派【リベラル:自由民主党】【リベラル:立憲民主党】【リベラル:日本維新の会】

ここに入れてない政党があるけど、それらの政党は世論次第で政策を変えそうなので省いています。

緊縮財政をさらに加速させる政党が多数派を維持すれば増税路線はもはや避けられない。

政治家は当選しなければただの評論家。

思想強めで多少奇抜なことを言っていたとしてもブレないのなら問題ない。

政治家にとって議席を獲得することが最優先。

お金と議席がないとそこに権力は生まれないし、政党の公約にも現実味が湧いてこない。

新自由主義との対峙

ネットでの賢人たちの言論活動によって正しい貨幣観を獲得した人が昔と比べて増えてきたのは嬉しい限り。

しかし国債への正しい認識を持ってる人と国債は国の借金だと思ってる人には、未だに超えれない大きな隔たりがある。

巷でよく聞く「孫の世代にツケを回すな!」だけど、その孫の世代がいなくなってる現状を見ても同じこと言い続ける神経を疑う。

インフラへの投資は孫の世代への贈り物。

自分の世代はその恩恵を享受しておいて、孫の世代への投資を否定するとか厚顔無恥なだけでなく無知なのは本当に恐ろしい。

こんな当たり前のことすらも理解できないとか笑えない。

経済を底上げするには必要に応じアクセルを踏まないといけないことを感覚的にわかっていながら、何故か国債を過度に拒絶する。

防衛力を強めれば戦争を招くと、過度な戦争アレルギーの持ってる国民性に通じるところがある。

そしてグローバリストとの戦いも一筋縄ではいかない。

野心のない投資家がいないように野心のない政治家もいない。

グローバリストはそれを利用する。

失われた三十年、戦後から言えば八十年、黒船来航から考えれば百七十年。

これをひっくり返すには同じだけの時間が必要だし、残念ながらまだまだ戦える土壌すら整ってない。

だから、投資家を一括りにしてグローバリストの烙印を押すのをマジでやめてほしい。

叩きやすい投資家にヘイトを向けてもグローバリストの思う壺。

国際金融資本の手の平で踊らされて、新自由主義はさらに進化し、深化させた日本になるだけ。

全ての投資家までとは言わないけど、少なくとも個人投資家は仲間に入れてよ(笑)

積極財政派が「今だけ金だけ自分だけ」とグローバリストを揶揄してるけど、誰しもそういう邪な心を持ってるはず。

愛国者と称する真の保守すらも。

この言葉は使いやすく汎用性も高いけど乱用してると、分断をさらに強固なものにしてしまう。

ある種の呪いように。

自分の利益が最優先なのは保守だって同じはず。

その利益が家族のためか、国家のためかの違いでしかないし、誰だって人は自分のために死ねるほど強くはない。

恐ろしいことに真のグローバリストは、真の保守よりも遠い未来を視ていて金だけでなく血の繋がった家族を何より大切に思ってる。

正しい国家観も大切だけど、今の日本の状況を考えると正しい貨幣観の方が重要。

経済政策も防衛政策も正しい貨幣観を持ち合わせてないと力強い政策は打ち出せないから。

戦う相手を間違えると敵を増やして分断を大きくしてしまうだけなので気を付けてね。それじゃ~また~。

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